私は総合病院の循環器内科に配属となり、毎日慌ただしい日々を過ごしていました。
新人のときに割り当てられたのが物品係。
病棟にある物品の数は十分か、不要なものはないかなどを確認するなどやや面倒な作業が多かったです。
先輩と3人で係の仕事をやるのですが、だいたい物品チェックは新人の私が担当。
物品の数をチェックすることはできますが、まだそれがどのくらい必要なのか、足りているのか不足しているのかということまでは判断できませんでした。
そんなある日、師長から、病棟の物品を大幅に見直すことを告げられ物品係全員で師長室へ。
物品の現状を把握する際、先輩はよく分かっていなかったようで数えているのは新人ですと答えたところ、なぜか私だけが注意される羽目に。
「数を把握するだけじゃだめでしょ?なにやってんの!」と怒鳴られました。
「え!なんで私に怒るの!?わかるわけないじゃん!」と思わず心の中でつっこんでしまいました。
この物品係のほかに秋に開催される病棟対抗のスポーツ大会のスタッフの募集がありました。
募集とはありますがいつも2年目が担当するような流れになっていたんです。
このスタッフというのがとても面倒で、試合のくじを引いたり、事前の打ち合わせに時間外で参加したり、体育館の下見に行ったりしなければなりません。
また参加人数を確認しお弁当を注文したりすることも含まれます。
これらの準備が自分の休みの日と重なると一日が潰れてしまいます。
この2年目がスタッフをするという流れがあったので、新人だった私と同期が指名された時は思わずびっくりしてしまいました。
「今年は新人でいいよね?」という誰かの発言が元となり、なぜか病棟スタッフ全員の意見が一致。結局新人であった私と同期がやる羽目になったのです。
スポーツ大会を一度経験していればスタッフとしてどのような動きをすればよいのか分かるものの、なにも知らない状態からのスタートだったので段取りも悪くとても大変でした。
なんとかその年のスポーツ大会は無事に終わり、これでもう二度とスタッフはやらなくてもいいんだと思っていたのですが・・。
なぜか次の年になり、「新人に任せると可哀想だからあなたたちやって」と師長の一言。
私たち去年新人でしたよ?大変でしたが文句も言わずやりましたよ?
なんでもう一回この面倒な役が回ってくるんだ〜!と怒り爆発。
結局私たちの一つ上の先輩たちは去年私たちがスタッフをやったのでなにもやらずうまくすり抜けているんです。
「ごめんね〜」と言われましたが、「申し訳ないと思うなら代わってください!」と言いたかったですね・・。
結局2年連続で面倒な役を任されることに。こんなこと二度とごめんだと思った出来事でした。
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