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インシデントを私のせいに・・・。誰も味方になってくれない。

先輩のA看護師ともめたとき、私は経験2年目の新米病棟看護師でした。

もめたきっかけは、車椅子の患者さん(Bさん)が放射線治療の順番を待っている間に、いきなり立ち上がって転び頭をケガしてしまったことです。
Bさんは80代の認知症の女性で今まで何度か放射線治療は受けていますが、待ち時間は病棟看護師の付き添いはせず放射線治療室のスタッフが待合室カメラで様子を見る約束になっていました。

その日私は病棟看護師として、Bさんを放射線治療室まで連れて行きました。
「Bさんお連れしました。こちらで待っていただきますね。」と放射線治療室担当のA看護師に声をかけて、「はい」と言う返事を聞いてから帰りました。
私が帰ってA看護師が見守りするべき時間に、Bさんは転んで頭を打ちました。
にも関わらず、A看護師は「病棟看護師(私)が何も言わずに勝手にBさんをおいていったから、来たことを把握していなかったし見守れなかった。病棟看護師が悪い。」とミスをなすりつけてきました。
それだけにとどまらず、事故の後からカルテにそのウソを記載して「これが証拠。」と訳のわからないことを言い出しました。

A看護師は病弱で子供もたくさんいて、しょっちゅう休むし夜勤もできず、看護部での立場が悪い方でした。
勤務状況が悪いとちょっとしたミスであり得ないほど責められて、自主退職に追い込まれるのがその病院の通例でした。
だからA看護師は退職したくなくて必死だったのだと思います。

病棟の看護師長には、「私はBさんが来たことを知らせたし、返事も聞きました。」と主張しましたが、2年目で経験の浅い私のミスだと決めつけて、なぜかA看護師に謝っていました。
患者さんが怪我をしたことで重大インシデントとして大騒ぎになり、同僚にもこのことが知られましたが、師長に睨まれることを恐れて誰も味方にはなってくれませんでした。
病院のリスクマネジメント委員会でも議題になり、2ヶ月ほどの間師長やBさんの主治医に責められました。

その間A看護師は「持病のリウマチが痛い」などと休んで逃げていました。
私はもうケンカしたら負けだと思って、ひたすら時が過ぎるのを待つだけでした。
A看護師と部署が違ったのがせめてもの救いです。

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